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2020-11-30

新生「工学部」に関するQ&A(2020年11月30日現在)

カリキュラム関係

改組による教育内容の変更がありますか?
改組後のカリキュラムの特徴はどのようなものですか?
新生工学部になった事で、どのような研究の可能性が広がるのでしょうか?
(内容が重複する部分があるため、以下のとおりまとめています。)

新しい工学部では1つの学科、4つの系、10のコースを設定しており、従来の学科の枠にとらわれない分野横断的な学びを可能としています。
教育の特徴については以下のとおりであり、これらの学びを通して「幅広い視野をもち、社会課題を発見・把握し、主体的に解決できる創造的な工学系人材」を養成します。

  • Society5.0に関わる領域を広くカバーする教育体制
  • 「SDGs関連科目」と「数理データサイエンス科目」は工学部全員が学ぶ
  • 都市環境創成コースに建築教育プログラムを新設
  • 情報・電気・数理データサイエンス系はSociety5.0実現に直結
  • 数理データサイエンスコースは、データサイエンスのプロを養成
各系の詳細な研究内容はどのようになりますか?
詳細な研究内容については、「学部案内」と「各系紹介」をご覧ください。
(学部案内)
https://www.d-pam.com/okayama-u/206900/index.html#target/page_no=1
(各系紹介)
https://www.engr.okayama-u.ac.jp/program
改組後の海外短期留学制度はどのようなものがありますか?
学部独自のものとして、技術・学術的スキルアップを目的とした1週間程度の海外短期研修プログラムと1ヶ月~4ヶ月程度の海外短期留学プログラムがあります。また、全学プログラムとして短期語学研修(2週間~2ヶ月)、短期留学(6ヶ月~1年)があります。
新生工学部のディプロマポリシーはなんですか?
岡山大学工学部は、幅広い視野を持ち、社会課題を発見・把握し、主体的に解決できる創造的な工学系人材を養成します。詳細なディプロマポリシーについては新工学部のホームページで公表しています。
https://www.engr.okayama-u.ac.jp/eng_wp/wp-content/uploads/2020/09/diproma_policy.pdf

入試関係

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今年度から、一般選抜(前期日程)の個別学力検査の配点が前年度から大きく変わりますが、それぞれの出題傾向も大きく変わるということはありますか?変わらないのであれば、今までの過去問の傾向と変わらないと考えてよろしいでしょうか?
試験の中身については、全学で共通の問題を使用しますので、大きく変わるということは想定しておりません。例年の傾向に基づいて、今回配点を変更しました。

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機械システム系を志望していますが、学校推薦型選抜の口述試験では、回答が正しいことを重視されるのでしょうか、回答までのプロセス・過程の方を重視されるのでしょうか?
問題を正しく解く能力と、そこに至るまでの説明が適切かどうか、そのどちらも評価・審査しています。

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情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜における口述試験は、どのような教科の範囲が重要視されるのでしょうか?
学校推薦型選抜について、昨年度までは情報系学科、電気通信系学科、環境数理学科それぞれ別々に実施していました。今年度からは統合して実施しますが、従来の学科で準備をされていた方もいらっしゃるので、その方々が不利にならないよう、系全体にまたがる・コースに必要な知識を問う予定です。

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情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜の口述試験は、教科としては、英語と物理と数学という認識でよろしいでしょうか?
科目については申し上げられませんが、どのコースに進むにも重要だと思われるような科目に関する質問を行うとお考えください。

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化学・生命系の学校推薦型選抜について、生物を履修していないと解けないような問題は出題されますか?
生物をしていないから解けないという問題はありません。化学・生命系の理科の入試科目は、物理、化学、生物の中から2つということになっておりますので、それぞれすべて履修していないと解けないような偏った問題作成はしておりません。理科全般に興味をもってしっかり学習していれば回答できるような内容になっていると思ってもらえればよろしいかと思います。

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化学・生命系の学校推薦型選抜での口述試験に関する先の質問では、生物を履修していなくても大丈夫だという事ですが、理科は化学、物理から全般的に出題されるという理解であっていますでしょうか?
化学と物理に限っているというわけではなく、理科全般、広く興味を持って授業をしっかり学んでいただければよろしいかと思います。生物はなくてもよい、物理と化学に限る、という意味ではございません。

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化学・生命系の学校推薦型選抜での口述試験における教科科目(英語、数学、化学など)は何でしょうか?
高校で履修する数学、理科、英語等の勉強をしっかりしていれば回答できるような内容になっております。特に、化学・生命系ですのでそういった内容に則したところに特に興味を持って勉強していただければよいかと思います。
学校推薦型選抜の出願資格において出身学校の全体の学習成績の状況が4.3以上必要との情報は、もう少し早く知りたかった。
文部科学省の認可がおりてからでないと学生募集活動ができないため、事前のお知らせができず情報の公表が遅くなりましたがご了承願います。
学校推薦型選抜で学科毎に試験内容が異なっていたが、統合されるとどうなるのか?
改組前の学科で行われていた学校推薦型選抜の内容を全く考慮せず実施するようなことはありません。ただし、これまで学科ごとに試験を行っていたのに対して、今後は系ごとに試験を行うことになります。機械システム系以外の系については、異なる改組前の学科が系を構成することになりますので、これまでと異なる内容で試験を実施する場合があります。特に、これまでセンター試験を課していた環境理工学部の各学科が移行する系については、大幅な変更は避けられません。いずれにしても、受験生の公平性を保ち、できるだけ混乱のないように実施します。
学校推薦型選抜の出題傾向に変更はありませんか?
学校推薦型選抜の口述試験について、できる範囲で情報をいただきたいです。
学校推薦型選抜における面接ではどのような設問が出題されますか?
学校推薦型選抜の中身。過去の例などを教えてください。
情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜の口述試験は何教科ありますか?
工学部の学校推薦型選抜で、選抜方法が面接となっています。本年度の環境・社会基盤系の口述試験の内容は、昨年までの環境理工学部の小論文の内容を踏襲されるのでしょうか?
口述試験の雰囲気が知りたいです。
(同様の回答となるため以下のとおりまとめています)
改組後の工学部として学校推薦型選抜を実施するため、改組前と全て同様とはなりませんが、学校推薦型選抜の内容については、受験生の公平性を保ち、できるだけ混乱のないように実施します。
入試の作問等に関する事。大学の研究がどのように入試にあてはまりますか?
作問についてはお答えできませんが、学生募集要項に記載しているアドミッションポリシーの中に選抜の基本方針がありますので参考にしてください。
学校推薦型選抜に関する評価の方法や視点はどのようなものですか?
学校推薦型選抜学生募集要項のアドミッションポリシーを参照してください。
(学校推薦型選抜学生募集要項)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/suisenshakaibosyuyoko.html
学校推薦型選抜を受験する予定ですが、面接は現地かオンラインどちらの予定でしょうか?
面接は募集要項に示した試験場で実施する予定です。
(学校推薦型選抜学生募集要項)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/suisenshakaibosyuyoko.html
学校推薦型選抜の募集人数について、情報系が機械系より少ないのは何故ですか?
選抜はアドミッションポリシーに基づいて実施しますが、選抜毎に基本方針を定めており求める人材も選抜の種類毎に異なります。各選抜で求める人材を学部定員のどの程度の割合にするか各系で検討して募集人員を決定しており、検討の結果、情報・電気・数理データサイエンス系が学校推薦型選抜入試で求める人材の人数が、機械システム系が学校推薦型選抜で求める人材の人数より少なくなっています。
機械システム系の入試について、今年から工学部が新しく変わって、SDGs等に関することを聞かれるということで、そういったところでの変更点等はありますか?
学校推薦型選抜と一般選抜(後期日程)で面接がありますが、SDGsに対する高い意識と知識を確認するための質問をさせていただく可能性があります。
機械システム系の国際バカロレア選抜について、今回から面接が行われることになった理由などを教えてください。受験にあたって何か特別な準備が必要なのでしょうか?
選考の趣旨が変わるわけではなく公平な選考を実施します。他の日程・選考と同じく、大学に入ってから工学を学ぶために必要な基礎的な能力・知識があるかどうかを評価します。
機械システム系の学校推薦型選抜の口述試験の出題形式というのは昨年から変更はありませんか?
機械システム系に関しては従来形式と大きく逸脱したような変更はないと理解していただいて結構です。すなわち、機械システムに必要な基礎能力を問うような口述試験を行う可能性が高いです。
環境・社会基盤系の都市環境創成コースは物理を受験しないとコース選択できませんか?
一般選抜(前期日程・後期日程)を受験する学生は、物理を大学入学共通テストおよび個別学力検査(前期日程)で受験しないと、都市環境創成コースを選択できません。
環境・社会基盤系の学校推薦型選抜の募集定員は実際にはどの程度まで合格させるのですか?
募集要項に示した目安人数程度となります。
(学校推薦型選抜学生募集要項)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/suisenshakaibosyuyoko.html
学校推薦型選抜の出願資格で出身学校の全体の学習成績の状況が4.3 以上に設定されていることについて、環境数理学科は数学のみ4.0 以上であったことから、数理データサイエンスコースを志望する受験生の中には出願資格を失う者が出てしまう。移行措置のようなものを検討していただけないですか?(情報・電気・数理データサイエンス系)
改組に伴う出願資格の移行措置はありませんが、学校推薦型選抜の内容については、受験生の公平性を保ち、できるだけ混乱のないように実施します。
情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜で科学の甲子園や工学系の活動はどの程度考慮されますか?
具体的にどの程度と申し上げることはできませんが、面接の際も積極的にアピールしていただくのがよいと思います。
情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜における口述試験の時間はどのくらいですか?
これまでと大きくは変わらない時間で実施する予定です。
情報・電気・数理データサイエンス系の学校推薦型選抜の口述試験の際、SDGsに関する質問は17項目すべてが対象ですか?それとも、系に関係する内容が対象ですか?
具体的なことを申し上げることはできません。
化学・生命系の口述試験について、特に勉強しておいた方が良いことは何ですか?
口述試験において化学英語が分かっていた方が良いですか?
(同様の回答となるため以下のとおりまとめています)
具体的には回答できませんが、特定の科目に偏ることなく幅広く理解しておいていただきたい。
化学・生命系の学校選抜型入試の面接ではどのようなところを見られていますか?
具体的には回答できませんが、知識だけではなく、人物や受け答えなども見ています。

機械システム系

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機械システム系を志望しています。学部で所属した研究室は大学院でも継続して所属することになりますか?また、その場合は大学生と院生の共同研究という形になるのでしょうか?
4年生で配属になる研究室ですが、自分に合わない場合や、他の研究室に移動したいという場合には、大学院の進学時に変更を希望できます。なお、4年生ですぐに一つのテーマの研究に一人で取り組む、というのはなかなか難しいので、4年生の始めのころは大学院生と同じテーマを担当して研究能力の基礎を身に付けてもらい、大学院に進学してから一人で研究を行ったり、4年生と一緒に研究することが機械システム系の場合は多いです。専門分野はご自身で選択することになりますが、それぞれの系の特徴をしっかり掴んでいただき、自分の将来像を頭に思い描きながら研究室を選んでいただきます。4年生の時とは少し違う分野に挑戦したいと考え、大学院進学の際に研究室を変更する学生もいますが、現状は多くの方がそのまま進学します。なぜかというと1年間の卒業研究だけでは、まだ習熟度が低いことが多く、3年間くらい研究を継続しないと習熟度が高くならないため、そのまま同じ研究室に進まれる学生が多いです。

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機械システム系を志望しています。機械システム系では力学と電磁気学の分野に重点をおいた講義や研究をするのでしょうか?
機械システム系で特に重要となる知識は、数学、物理です。力学と電磁気学は特に重要となりますが、数学・物理学全般を基盤として機械システム工学の基礎が成り立っている分野ですので、そのように理解していただければと思います。
機械工学科コースとロボティクス知能システムコースの具体的な違いはどのようなところでしょうか?
自動車や飛行機、家電などの様々な製品、モノを設計し創造するために必要な、材料、設計、生産、熱エネルギーの主要な学問を学ぶのが機械工学コースになります。  ロボティクス・知能システムコースでは、機械工学の基礎を学んだうえで、情報技術、最近話題となっているところではAIといった分野を応用したロボットに代表される知能的な機械システムを実現するための学問を学びます。近年では従来から機械技術者が活躍してきた産業分野でも、機械工学の知識に加えてこうした知識をもった技術者が必要とされ、活躍しています。  1年生において機械システム系入門という授業がありますので、ここで両者の違いのイメージはつかめると思います。2年生のコース分けまでに、希望コースを決定してもらえればいいと思います。機械システム系の学問を修めた学生は、就職が非常に良いです。機械システム系人材の需要がとても高いので、就職にはおそらく景気が悪くても困らないと思います。
進路について、他の大学の似通った学部学科と比べて、この系はどのような進路(就職先)に行きたい人に向いてる、どういう方面では強さが発揮できるといったことはありますか?
岡山大学は地方大学の中ではトップクラスの大学であり、企業の人事の方と話をすると、岡山大学機械システム系の卒業生の活躍のおかげで、協調性や実践力において優れているという評価を得ています。従って毎年一流のメーカー企業に多く就職しています。  就職する地域は様々で、地元の企業がいいという学生もいれば、関西、中京、関東地区を希望する学生もいます。海外で活躍されている卒業生もいます。そういう点で自由度はとても高く、就業する地域や業種に偏った傾向や制限はありません。

環境・社会基盤系

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環境・社会基盤系で建築を学ぶことを志願していますが、建築意匠以外も広く学ぶ機会はありますでしょうか?また製図室などの環境は整えられておりますでしょうか?
大学3年生になると1年中製図をするようになり、製図室は必ず必要ですので、十分な数のものを用意します。また、HPにも掲載しておりますが意匠以外には、『建築環境』というヒートアイランドや、建物の空調・エレベーターなどを扱う分野や、『建築計画』という都市計画や再開発を学習する研究室があります。また、『木質構造』の研究室を設ける予定です。

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環境マネジメントコースでは気象に関する内容を学ぶことができるのでしょうか?
気象や水循環に関する授業を開講する予定です。水循環を扱う学問として、水文学といった内容の学修も行います。気象関係の企業に就職するための学修を特に行っているわけではありませんが、専門の関係上、水循環や気象に関する授業を開講していますので、そのような知識が就職、資格を取るのに役に立つといったことはあると思います。
都市環境創成コースと環境マネジメントコースのコース分けはどのような方法で行われますか?
学生の希望に応じて分けるのが原則ですが、詳細は、現時点では未定です。
建築士の受験資格の実務経験要件に「大学院における実務経験」が含まれるが(現在は「インターンシップ関連科目」に限定)、大学院での建築に関する専攻の設置予定もあるものと考えてよいですか?
現在では未定です。ただし、教員は大学院組織での所属ですので、建築系の科目は大学院にも作られます。
一級建築士に関する資格は建築教育プログラムの学生のみ得られますか?
土木教育プログラムの学生でも建築教育プログラムの科目を受講することで得られます。これは都市環境創成コースの特徴でもあります。なお、JABEE資格(土木関連分野)については、両教育プログラムの学生とも得られます。
環境・社会基盤系に合格したとして、必ず建築教育プログラムに進むことはできますか?
建築教育プログラムについては、都市環境創成コースに所属する学生で、履修を希望する者が対象となります。希望者が多数の場合は人数を制限することがあります。
林業、木材、木造建築教育ゾーンの研究に高校生がかかわっていくことができますか?そのような計画がありますか?
ありません。一部、大学生は関係するかもしれませんが、対象は大学院生を想定しています。
新工学部へ再編された後に、他学部と何か共同で研究しようと考えていることはありますか?(環境・社会基盤系で特に考えられていることがあれば)
大学院レベルでは、林業、木材、木造建築教育ゾーン関係で、農学や理学の分野の方々と連携すると思います。

情報・電気・数理データサイエンス系

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情報工学コースへの進学に当たって、最優先で物理の知識を蓄えておくのが良いのでしょうか。それとも、数学と物理をバランスよく学習しておくほうが良いのでしょうか?
情報・電気・数理データサイエンス系では入試科目に於いて物理は必須科目ではなく、高校で物理を履修していなくても大学入学後にきちんと学修していけるようなカリキュラムになっています。数学は情報工学コースでは論理的にものを考えることやプログラミングする上ではすごく重要な科目になっています。もちろん物理も重要ですが、数学をしっかり学修していただきたいと思います。

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電気通信系学科にあった3つのコースの内容は、新工学部の情報・電気・数理データサイエンス系になった場合でも学ぶ事が出来ますか?
情報・電気・数理データサイエンス系で該当するコースは、ネットワーク工学コースとエネルギー・エレクトロニクスコースの2コースとなりますが、ベースとなる部分は変わりません。今回の再編の一つの大きな特徴は、別のコースの科目もとれるという点です。ですので、現行の3コースのカリキュラムと同じものを学ぶことができますし、自分なりにアレンジしてさらに学びを深めることも可能です。ですから、3コースから2コースになったからといって、学修できる分野が狭くなったと考える必要はなく、ご自身の意思でいろいろなカリキュラムを組み立てられる、と考えていただければ、今までと同じように学ぶこともできますし、新たな学びを作り出すこともできると思います。

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ビッグデータや企業戦略の方面に進みたいので、数理データサイエンスコースへ進学を希望しています。現在、環境数理学科の研究室について調べているのですが、環境統計科学という分野がありました。ビッグデータについてはこちらの研究室で学ぶことができるのでしょうか?
ビッグデータは統計的な方法で扱う、計算科学的な方法で扱うなど、具体的に扱う問題や方法によって研究室も変わってきます。ビッグデータに興味があるのであれば、情報・電気・数理データサイエンス系に入っていただいて、1年間、どんなことが勉強できるかを含め、細かく説明します。大学に入ってから勉強してもらって、理解した上で自分の希望するコースを選択していただきたいと思います。広い目線で、1年間、自分の考えや目標を定めて、専門を選んでいただきたいと思います。それにより勉学のモチベーションも上がるのではないかと思います。

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生物や環境に限らない一般的な問題に関して、戦略を導き出すような数理データサイエンスを扱う研究室を教えてください。
それぞれの研究室で背景となる理論やアプローチは数理科学や計算科学といったように様々で、研究室によって異なりますが、多くの研究室では一般的な問題に対する理論や方法論を研究テーマとすることもできます。それから、もちろん生物とか環境とか医学といった、実際の問題に活用する研究も非常に重要なことですので、そういった研究テーマを選ぶこともできます。

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岡山大学全体で文系・理系それぞれを対象とする数理データサイエンスプログラムが始まっているようですが工学部の数理データサイエンスコースに進むことで一般の学生と比べてどのように有利になりますか。
岡山大学全体としての数理データサイエンス教育では、大学生として最低限、身に付けておくべきリテラシーレベルや教養レベルの知識や技能の習得を目的としています。工学部としてはそれに加えて統計学の基礎的な授業として「数理データサイエンスの発展」という授業を予定していますが、それに加えて数理データサイエンスコースとしてはAI(人工知能)、データ解析といった手法の基盤となるような数学、統計学の基礎知識、基礎理論、計算技術、データの活用技術といったことを体系的に学び、その現象の解明であるとか社会課題の解決に主体的に取り組む人材を育成することを目標としています。どのように有利になるかということで、具体的な就職先を言いますと、データを取り扱う情報通信企業などの技術者、データサイエンティストと呼ばれるような職業ですが、そういった道が拓かれる、それから数学教員や研究者といった進路もあります。
講義と演習や実験の割合はどのくらいですか?
実験がある場合、講義と演習実験は大体4:1の割合です。
情報系学科は2コースあるが、新工学部では情報工学コース1つだけとなっています。カリキュラムに違いはありますか?
現在情報系学科には2コースありますが、それほど大きな違いはありません。新工学部で1つのコースになりますが、これまでと同様のカリキュラムを引き続き学ぶことができます。
情報系は歴史が古く設備の老朽化も聞きますが、設備の更新計画を教えてください。
建物自体は古いですが、必要に応じて改修工事を行っています。例えば、2年前には建物内のすべてのトイレを改修し、女性用トイレの数を大幅に増やしました。一方、教育や研究に用いる計算機等の設備については、4年ごとに最新のものに入れ替えていますので、学生は最新の環境で学ぶことができます。
今年の情報系の産学協同について、企業名とテーマを教えてください。
情報系学科のほぼすべての研究室が企業と共同研究を行っています。具体的な企業名やテーマ名をお答えすることはできませんが、企業としては全国規模のIT企業から中国地方のIT企業および製造業まで幅広くあり、テーマとしてはAI、 IoT、 セキュリティに関するものが多いです。
情報系学科の知的画像メディア学研究室で行われているVRに関する研究について教えてください。
この研究室では、主に医療に関連する画像処理の研究を行っています。VRに関する研究としては、ロボットで手術を行う医者をサポートするための画像処理システムの開発があります。直接見ることのできない患部の画像を、VR技術を用いて医者に提示するシステムです。これにより円滑かつ正確な手術の実現が期待されます。
情報工学コースに入学してAIやIoTの研究をしたいと考えています。授業でどのようなことを学ぶことができますか?
情報工学コースには、「人工知能」という講義があり、この中で人工知能の考え方や基礎を学ぶことができます。この他にも、パターン認識、画像処理、自然言語処理、信号処理など、人工知能に関連する科目が多数あります。また、多くの研究室で人工知能に関連する研究を行っていますので、研究室に入ってからも人工知能の研究に携わることができます。尚、AIに関連する科目は数理データサイエンスコースにもありますし、IoTに関連する科目はネットワーク工学コースにありますので、入学して1年間色々な講義を受けながら自分の進むコースを決めることもできます。
コンピュータに関して全く知らないが、入学までにやっておくとよいことがありますか?
入学後に一から学びますので、先行して行わなければならないことはありません。もちろん、進んで取り組むことは大歓迎です。

化学・生命系

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化学・生命系を志望しています。教育の特徴としてSDGs関連科目を工学部全員が学べるとのことですが、具体的にはどのようなことを学ぶことができますか?座学中心なのか、グループトーク等話し合い中心なのでしょうか?
現状の教育プログラムではSDGsに関連する科目というものを大きく2つ設定しています。一つはガイダンス科目において、化学・生命系であれば「化学生命系入門」という科目を設定しています。そこでSDGsとは何か、SDGsに対してどう貢献していくべきかを専門に則した形で学修します。これは座学になります。
もう一つはSDGs関連科目となり、両方とも1年次に開講します。こちらの方がより広く、自分の専門にあまり関係ないところも含めてSDGsに貢献するためにはどうしていくかを座学で学修していきます。
グループ討議は、今のところ実際の講義プログラムでは設定していませんが、実際に学びが進み、上の学年で研究室に入るとその中でグループ討議をしっかりやっていく、ということもあると思います。そこでこれまで学んだことをベースに、SDGsに対してどう取り組んでいくかということも学修してほしいと思います。

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化学・生命系では、一年次から幅広く実験の基礎を学ぶことが出来るということですが、どのような実験ができるのでしょうか?
それぞれの学年に応じた学生実験を用意しています。1年生では基礎を学ぶことが重要なため、滴定などの実験を通じて、実験操作の基礎やデータ処理の仕方、レポートの書き方など、一番基礎の部分から学んでいきます。2年次、3年次と学年が進むにつれて、実験の内容もより高度になり、その範囲も多岐に渡っていき4年次の研究室配属につながるというプログラムになっています。
コロナ禍で講義等はどのような対応をしていましたか?
ほとんどの講義をオンラインで実施していました。3学期からは対面授業が増えます。
コロナ禍で海外の研究所へ行く場合はどのような対応をしていましたか?
渡航制限がかかってから現在まで海外への出張は行われていません。
プラスチック等の高分子系の講義を受けたり、研究に従事したりしたいが具体的には可能ですか?
高分子関連の講義が用意されており、高分子を扱う研究室も3研究室あります。
SDGs関連の実践的な科目について知りたい。
SDGs関連の科目は複数用意されており、希望の科目を選択して受講することになります。
3年次に開講される倫理科目の内容を知りたい。
技術者や研究者として身につけておくべき倫理観に関する講義を行います。
2年次の専門科目で主に学べる内容を知りたい。
化学について、物理化学、有機化学、無機化学などの各分野の基礎的な内容について学べます。
岡山大学がもつ特別な実験装置等はありますか?
一般的な装置は多いが、特別なものはそれ程ありません。NMRは新しい最新装置が入ったので、先々研究で使う機会があるかもしれません。
生命工学コースの微生物工学では何を学べますか?
大腸菌のような有用な微生物が薬やタンパク質を作る仕組みなどを学びます。
英語のカリキュラムについて、留学時に具体的にどのような活動をしていますか?また、どんな学力が身につきますか?
学内の留学制度もあります。工学部では海外の大学へ短期訪問する留学が実施されています。英語についてはTOEICの対策講座も開講しており、入学時よりスコアアップが可能です。
人にも環境にも優しい化粧品開発に将来携わりたいが、どの分野の研究室を選ぶべきですか?界面プロセス系の研究室を考えています。
化粧品の材料には有機材料も無機材料もあり、調製段階では界面関係の知識も必要であるので、考えているよりも多くの研究室で学ぶことが化粧品開発に活かせます。
化粧品開発に興味があり、オルガネラシステム工学が関連していると思い、興味があります。具体的にはどのような研究をしていますか?
医薬品・化粧品に関しては、成分が細胞に入って細胞内組織(オルガネラ)の間を移動する経路を解明するような研究をしています。より詳しい情報を欲しい場合は、HPを通じて直接連絡する方法もあります。
新生工学部では現在の環境理工学部の研究もできますか。
旧環境理工学部の研究室もふくまれており、研究できます。
プラスチックの研究ができる研究室について詳しく知りたい。
工学系で2研究室、環境系で1研究室あり、高分子材料の製造から再生利用まで幅広くカバーしています。

その他

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工学部と経済学部の共同で開講される実践コミュニケーション論ではどのような授業をするのでしょうか?
実践コミュニケーションでは経済学部と工学部の学生が半々でクラスを編成して講義を受けます。前半が座学で、コミュニケーションのやり方やファシリテーターのやり方、ディベートのやり方などを学修します。時間内でグループに分かれて小さな課題についてディベートしたりします。後半は毎年企業に赴いて実施します。企業からの『こんな課題がある、この課題を解いてほしい』という課題に取り組みます。毎年、経済学部の教員が選んだ企業と工学部の教員が選んだ企業の2社がありますが、どちらかを選んでクラスに入り、そこに赴いて実施します。企業の方で課題が用意されておりますので、それに対して学生がプロポーザルを考える、ということをします。アンケートをとったり市場調査をしたりして自由に調べてもらいプロポーザルを書きます。最後に発表会があり、そこで企業の担当の方にも発表を聞いて頂きそれで評価をしてもらいます。発表会の練習は相互に見合って行っています。基本的には、自分たちでディスカッションして進めることがかなり多い講義になっています。なお、「岡山大学実践コミュニケーション論」というFacebookもあります。経済学部が用意したプロモーションビデオもありますのでこちらもご覧ください。
http://www.e.okayama-u.ac.jp/practice_communication

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工学部は、学年が進むに連れて、夜遅くまで研究をすることが多いのでしょうか?
専門分野にもよりますが、研究に時間がかかる研究と、比較的時間が短くても成果が出るような研究もあります。一般論から言うと、文系の学生に比べると、工学部の方が時間的に長くかかると言われます。4年生で卒業研究をしますが、6~7割くらいの方が大学院に進学されます。卒業研究では、『新しいものを発見したい』という自らの思いから、土日も研究室に来て一生懸命、いろんな研究や実験を自ら進んで行っている学生もいます。大学として研究する機会を提供しますので、自らしっかり勉強したいという人はどんどん研究等を行っていただきたいと考えています。

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岡山駅から電車で20分ほどの場所に住んでいますが、大学の近くで一人暮らしをする必要がありますか?
学部の3年生までは遠方(具体的には姫路や福山、高松)から通われている学生はたくさんいますが、研究室に入って忙しくなり夜も遅くなってしまったりすると、研究室配属になってからや大学院に進学してから下宿を始める学生もいます。研究活動の時間がどのくらいか、にも依存します。岡山駅から電車で20分程度の距離であれば大学院生でも通っている学生は多くいます。

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令和3年度からの新工学部は、令和2年度までとどこが大きく変わるのでしょうか?
2つの学部がひとつの学部に統合される、というところが物理的に非常に大きな違いになります。教育の中身について、もともとあった専門科目はそれほど大きく変わるところはありませんが、全体のコンセプトとして幅広い視野を持つ、という学生を育てていきたいという点が一番大きく違います。自分の専門だけにとどまらず、他の分野にもしっかり興味を持って、自分の専門を活かせるような視点で、自分の専門を学んでもらうプログラムとなっています。それから、建築系のプログラムができたこと、数理データサイエンス・情報系の教育の強化、数理データサイエンスのプロフェッショナルを作るようなプログラムをつくること、それらが大きな違いとなります。

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宇宙に関する研究を行う研究室はありますか?もしあるのなら、そこで学んだ学生の主な就職先を教えてください。
(機械システム系)
ロケット(スペースプレーン)などの移動体を作るとなると、機械システム系機械工学コースの学問としては合致していると思います。効率的に移動する場合に、流体力学をベースとした学問が必要となりますし、ロケットを作るための材料や設計も必要です。それらを学んだ学生が、飛行機、航空宇宙関連の製品を作る会社(重工業)に多く就職しています。
また、近年、宇宙においては、ロボットが活躍する分野であるといわれています。月探査に日本のJAXAが挑もうとしていて、そこに参画している研究者などもおり、機械システム系の、ロボットという分野でも、宇宙の研究対象にはなっていると思います。系のカリキュラムに影響するというわけではありませんが、結果としてそういった分野に関わるということもあります。
(情報・電気・数理データサイエンス系)
『宇宙』の具体的な内容にもよりますが、理学部の物理学科で行うような、『ビッグバンや宇宙はどうやってできたのか?』というような勉強は、工学部ではあまり行いません。宇宙で発電した電力を、マイクロ波という電波にのせて地球に送り、効率的に使えるように変換するという『電力変換デバイス』といったものの研究を行っている教員もいます。そういった意味では、宇宙そのものではありませんが、宇宙に関連した研究は様々な研究室で行われております。新素材を作る、というのも、これに含まれる場合もあるかと思います。
(化学・生命系)
幅広く、多くの分野が関係しており、その英知を結集した状態で宇宙開発などはしていかなければならないので、まさに工学部は全力を挙げてそれぞれの知恵を合わせるという面で、すべての系が大切な役割を果たすと考えています。化学・生命系の分野でも、新素材について研究をしていますので、まさに全ての系が関わっていると思います。

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系が連携して、宇宙に挑むということができますか?
宇宙に挑む、というほどではないかもしれませんが、工学部では車を一から作り上げるフォーミュラのプロジェクトがあります。車の産業はすべての工学のいろんな系が集まってできています。例えば、TOYOTAのトヨタイムズで宇宙開発をやっている、とコマーシャルされていますが、いろんなものが合わさって新しいものが作られていっています。フォーミュラのプロジェクトでは様々な系の学生が一生懸命ひとつの目標に向かうという体験もできるので、興味があれば参加いただければと思います。

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学生フォーミュラへの加入を希望しています。現在、機械システム系以外の学生も参加していますか?
現在のメンバー構成の詳細は不明ですが、例年、機械システム系学科(機械工学コース、システム工学コース)の学生が大半で、残りは電気通信系学科等他学科や理学部、環境理工学部の学生です。

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海外の留学について興味がありますが、授業に差し支えが出ることはないのでしょうか?
長期になる場合は1年間休学して留学する学生もいます。夏休みを中心に短期間留学する学生は基本的に留年をしてしまう、ということはありません。人それぞれによって期間や時期によるとは思いますが、1年間丸々留学するとなると、4年間での卒業は難しいことが多いと思います。
留学に関しては、岡山大学全体で用意しているプログラムと、工学部独自のプログラムがあります。まず岡山大学全体のプログラムは、基本的には6か月以上1年あるいは2年という内容のプログラムとなっており、それを履修した場合は、工学部では単位が足りなくなってしまうので、1年間留年を覚悟することになります。工学部独自のプログラムでは、原則的に必修科目を配置しないようにしている3年生の2学期と夏休み、最長4か月、短期間で留学できるようなプログラムとなっています。実績としてはロードアイランド大学に4~5名が留学しています。TOEICの点数が800点以上、GPAが3.2以上の優秀な学生が留学しています。その留学は、いわゆる全学のプログラムとは異なり、留学先の大学の研究室に所属して研究室の大学院生や大学教授とともに研究をする・研究支援をする、という形で実施します。語学力がかなり必要ですが、TOEIC800点くらいあればコミュニケーションが取れますので、研究室の中で教員や先輩とコミュニケーションを取りながら実習や実験をする、という形になります。留学という言葉をどう捉えるかですが、少なくとも海外に出て視野を広げて、海外の人とグループワークをする、コミュニケーションをとるということによって、自分の専門分野に近いところでディスカッションもできますしアメリカ式のグループワークも学べるので、留学した学生はみな満足してくれています。
また、環境理工学部独自のプログラムもあり、一つは、対象は2年生で夏休みに実施します。タイと台湾に行き、テーマは主に環境についてです。タイでは、1週間~2週間ほど滞在してタイの同世代の学生と英語でタイの環境に関する授業を受けたり経済に関する授業を受けたりします。もう一つは国立台湾大学に行きます。2年生の夏休みに1~2週間程度、水環境についての授業を、台湾大学の同世代の学生と英語で受講します。次に、同じ夏休み中にタイ、台湾の学生を岡山大学に呼びます。タイの学生、台湾の学生、岡山大学の学生が一同に集まって、岡山大学で、英語で授業を受ける、といった交換留学のようなことを行っています。もう一つは、これも環境に関するプログラムです。ものづくりに関するインターンシップと、ニュージーランドで環境について学ぶプログラムがあります。なお、今年はコロナ禍で実施できませんが、環境理工学部では1年生向けに『英語で学ぶニュージーランド環境研修』、3年生向けに『環境ものづくり国際インターンシップ』という2つのプログラムを行っています。1年生向けのプログラムは2週間、ニュージーランドのワイカト大学で語学研修するとともに、その期間、週末にニュージーランドの環境保全や地熱発電などを見学するようなプログラムになっています。ただ2週間留学するだけではなく、事前に5回ほど事前学習などのグループワークをしてから留学します。帰国してからその成果の発表会も合わせて行っています。3年生向けには、事前学習を5回ほど行ったのち、岡山に工場を持つ化学系の企業とタイアップして、国内の工場の様子、アメリカのオレゴン州にある工場の様子等を見学して、国際的にものづくりを行うということはどういうことなのかを研修するようなプログラムになっています。これも事前学習と成果発表がセットになっています。

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各学科の岡山県内への就職状況を教えてください。
学部卒で県内就職されている方は、今の工学部・環境理工学部ともに約20%です。大学院卒になると約10%ほどです。工学部の学生は大学院に進学する学生が多く、地元就職というよりは、東京や大阪に本部があり、各地に事業所があるような企業に就職することが多い状況です。2019年度の各学科の県内就職の割合(県内就職者/全就職者)は以下のとおりです。   

工学部 機械システム系学科 5%、電気通信系学科 18%、情報系学科 50%、化学生命系学科 24%
環境理工学部 環境数理学科 25%、環境デザイン工学科 8%、環境管理工学科 29%、環境物質工学科 43%

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コロナ禍における今後の対応はどのように予定されていますか。現在の状況も含め教えていただきたいです。
授業形態については、今年度の夏休み前まではほぼオンライン授業でした。10月からの後半の授業については、一部対面授業や、オンライン授業とのハイブリットで実施しています。一時期のように完全にオンライン授業のみ実施というのは、教育効果の面で難しい部分もあります。工学系では実習も多くありますが、実習に関しては可能な限り感染防止策を取って実習室で実施しています。基本的にはできるだけ教育効果が上がるように感染防止に気を付けて徐々に対面授業に移行しているところです。なお、どうしても人込みや教室に入るのが嫌だという方もいると思いますので、そのあたりを配慮しながら、対面授業とオンライン授業のバランスを取りながら授業を実施しています。

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世界的にガソリン車全廃に向けて動いていますが、岡山大学では自動車に関して、どのような研究を行っていますか?
(機械システム系)
機械工学コースの中に、自動車、特にエンジンについて研究している動力熱工学研究室があります。たちまち電気自動車あるいは別の形の自動車に替わるというわけではないので、ガソリン車に対してより効率の良い、燃費の良い、CO2の削減を目的としたガソリン車の研究を行ってきています。なお、社会の情勢に合わせた形で研究内容もシフトしており、研究室では電気自動車や水素で走る自動車エンジンの研究、新しいエネルギーの創出に関連する研究へその研究にシフトしてきています。
また、自動車の分野ではコネクティッド等の情報的な分野での新しい試みも現実のものとなっています。いわゆる自立走行、ロボット的な車といった観点から従来のロボット工学の研究者が車の自動運転の分野に参画するということもありますし、そこまでいかなくても、いかに人が自動車を安全に運転するかをアシストするためのハードウェア、ソフトウェア、プログラムを研究している研究者もいます。
(情報・電気・数理データサイエンス系)
電気自動車の動力となるモーターの研究を行っています。モーターを動かすためには、通常は交流ですが、車にはコンセントがありませんので直流であるバッテリーから電力変換をします。そのためには半導体を使ったスイッチングを行いますが、それを効率よく行うための研究を行っている研究室もあります。コネクティッドの分野では、外との通信をする際にモーターからでるノイズで干渉を起こしてうまくつながらない、といった現象が起こるかもしれません。それに関するノイズを落とすような技術の研究も行っています。また、情報が漏れてしまうと、車が乗っ取られてしまうという問題も起こってきます。それに対し暗号を使ったセキュリティの強化という研究も行っております。車については様々な分野が相乗りして知恵を結集し、動かすような成果物になりますので、そういった意味で多くの分野が携わっているということになります。 また、自動車はもはや高度なIT機器で、モーターの制御や車内の様々なセンサーからの情報を集めて制御するようなソフトウェアの部分では情報工学コースが密接に関係しています。それ以外にも、直接ガソリン車撤廃とは関係ありませんが、自動運転に関連してはAIによる画像認識技術やヒューマンインターフェースの研究室もあります。例えば、観光ルートを推薦する技術も情報系の研究室で研究していますし、事故データのビッグデータを分析して事故抑止につなげる研究を行っている研究室もあります。非常に幅広い観点で自動車と関係のある研究を行っています。
(環境・社会基盤系)
交通計画学では、国土交通省と自動運転、電気自動車を使った自動運転などを実装するための社会実験等を行っています。ユーザーの立場から、そのようなハイテクな機械を道路の維持管理に使えないかということを国の機関と研究しています。また、電気自動車はガソリンを使用しないため、ガソリン税を取ることができなくなりますが、日本全国で200万キロもの総延長の道路を、ガソリン税以外のものでどうやってこれからメンテナンスしていくのかという課題を研究していたりもします。
(化学・生命系)
化学・生命系では、様々な素材や材料の面で新しい自動車の開発に貢献できると思います。一例としては、電気自動車の主たる部分、重量の大部分を占めるバッテリーについて、より高機能なバッテリーを開発しているような研究室もあります。

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留学に関して、HUGで設定されている留学先の大学・学部は、新生工学部の各系の全コースについて網羅されているのでしょうか?(HUGが用意されていないコースがありますか?)
全コースについて網羅していますが、留学先の大学・学部の状況によりミスマッチが起こることがあります。とはいうものの、学部3年生が留学するため、留学に行く学生自身がその分野について深い知識等を身につけている訳ではありませんので、ミスマッチはあまり深刻ではありません。例えば化学系の研究室に留学したとしても、そこでは計算機を使用したり測定をしたり、プログラムで処理することもあります。化学系の研究室には化学系の学生が留学できるようにする等、最初はマッチングしますが、ミスマッチが生じたとしても化学系の研究室に情報系や電気系の学生が留学する等、フレキシブルに対応しています。留学した学生も、専門分野とは違った分野ではあったが勉強になったとか、視野が広がった等の感想をもつ学生もおり、そのような観点からするとミスマッチはあまり問題ないと考えるようになりました。

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4年次に行われる特別研究というのは、今ある研究室の内容から選ぶ形になるのでしょうか?それとも自分で自由に研究することができるのでしょうか?
ご自身で専門分野を選んで2年生からそれぞれのコースに進み、その専門分野に特化した形で学修していきますが、3年生の段階で、その専門分野の全容を俯瞰的に見ることは困難です。そのため、通常は、4年生で研究室に配属されて研究テーマを選ぶときには指導教員から研究内容を提示されることが多いと思います。テーマ設定は指導教員と話し合いながら決めていきますが、その際に、自分でこういう研究がやりたいですと提示することで、教員側が気付いていなかったテーマに気付くこともあります。

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ブレインマシンインターフェイスに興味があるのですが、脳と機械の研究ですとどの系コースが最適でしょうか?
機械システム系では、人間が外からの刺激に対して(視覚とか聴覚)信号を受け取り脳がどのように認知し行動するかをベースとする研究をしている研究室が、機械工学コースにもシステム工学コースにもそれぞれあります。また、複数のコースにまたがった形でこういったことを研究している研究室もあります。もう少し広く捉えると、生体信号という言い方ができるかと思います。神経にあらわれる信号を使って機械を動かすことは様々な形で行われており、岡山大学の研究室でも生体信号を使って自動車運転中の人間の感覚を強化して安全運転に反映させる、何らかの形で表示をするといったような研究が行われています。
就職サポートについて、専任のアドバイザー(常駐)等はいらっしゃいますか? 現在の環境理工学部には、進路アドバイザーが常駐されていると伺いました。新しい工学部になった際、その様な相談できる方がいらっしゃるのかどうか気になります。
就職サポート体制の詳細は未定ですが、新しい工学部でも学生が進路相談をできるような体制を整える予定です。また、全学的にもキャリア・学生支援室にて就職相談を受け付けています。
現在のコロナ対応について大学でしかできない研究実験などはどのように進めていっていますか?
ディスカッション形式のゼミ、及び学位論文に係る研究指導等はオンラインでの実施を推奨する等、感染防止に最大限配慮し、教育・研究活動を行っています。今後は、新型コロナウィルス感染拡大状況により随時対策を見直す予定です。

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