about

トップページ   コースについて

コースの概要

応用化学コースでは、便利で安全・安心な暮らしや、エネルギー、環境などグローバルな諸問題の解決のため、「あったらいいな」という革新的な新素材・新材料の創成や、画期的な生産プロセスを開発するための知識や技術を学びます。無機化学、有機化学、物理化学などの専門科目と実験科目を通して、分子結合や物質の構造・特性、分子集合体の振る舞い、物質やエネルギーの移動現象などを幅広く学ぶことで、新しい分子や材料・プロセスの創造に必要な素養を培います。

コースの概要

5つの教育目標

  1. 無機化学や量子化学などの材料科学に関する専門科目により、化学結合や物質の構造・物性などの本質を理解し、新しい材料を創造できる基礎的能力を育成します。
  2. 物理化学や化学工学などの化学プロセスに関する専門科目により、物質やエネルギーの移動、反応速度などを理解し、より効率的で省エネルギーな材料の生成技術・製造・処理プロセスを構築できる基礎的能力を育成します。
  3. 有機化学、高分子化学、立体化学、機器分析を通して、新しい機能を有する分子の構造や合成法を設計し、望みの構造をもつ分子をつくるための基礎的能力を育成します。
  4. 生化学、分子生物学、バイオナノテクノロジーなどの専門科目に裏打ちされた知識を軸に細胞や遺伝子、タンパク質を扱うバイオテクノロジーに関する基礎的能力を育成します。
  5. 特別研究や実験科目、各種専門選択科目により、快適な暮らしづくり・資源循環を実現する新材料・新技術の創造や生産、また地球環境保全に立脚した処理プロセス等の開発に必要な、総合的な能力を育成します。

研究分野

有機合成化学

有機化合物の分子構造や性質、反応に関する講義と実験科目を通して、有機化学の体系を理論的に学びます。プラスチックなどの高分子材料、液晶などの機能性材料、医薬・農薬など、我々の豊かな生活を支える様々な有機化合物を作り出すのに貢献します。

無機材料科学

現代社会に欠かせない無機材料の開発を目指して、環境・エネルギー、光・電磁気、熱・力学、生体の各材料を扱っています。多結晶材料やガラスのほか、気相や液相を経由した薄膜・複合体の作製と機能発現機構の理解により、ミクロからナノレベルで材料をデザインします。

プロセス工学

エネルギー・環境などの諸問題を解決し、便利で安全・安心な暮らしを実現する新材料・素材の生産プロセス創造のための教育と研究を行っています。分子集合体や粒子の振る舞い、物質やエネルギーの移動、反応速度などの理解を通じ、革新的な化学プロセスの構築に貢献します。