環境水文学
水は大気、陸地、海洋の間を絶えず循環しており、人間の生命や経済活動、生態系を支える根源的な資源である反面、時に大雨として水害をもたらす災いにもなります。そのため、安心・安全な社会の実現にはこの水循環を正確に把握し、適切な治水計画や水資源計画を考える必要があります。私たちは、現地観測や数理モデルを用いて水循環を明らかにすることにより、豪雨の確率的な予測やリアルタイム河川流況予測システムの開発、水資源の最適な農地への分配など、防災・減災や持続可能な食糧生産へ貢献することを目指した研究を行っています。
(教授)近森 秀高 (准教授)工藤 亮治