工業触媒化学
地球規模の課題解決へ向けた産業上の重要性が高い、革新的な化学触媒法の研究・技術開発をします。特に、液相に溶ける錯体触媒法の原理的な優位性に着目し、高い触媒機能を発現する新しい金属錯体の探索、有望な金属錯体については量産のための基礎データ所得を地域・産学共同研究により進めています(日本化学会第11回技術進歩賞、第8回村川技術奨励賞)。実験室では、赤外分光法等により液相中で起こる化学反応の経時変化の測定、測定感度が低い錯体を核磁気共鳴法で検出する世界的にも珍しい新技術開発などにも取り組んでいます。
(講師)押木 俊之