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2024-08-29

総合技術部が「かいのきわくわく実験教室2024」を開催

 本学技術統括監理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、826日に本学かいのき児童クラブの児童を対象に「かいのきわくわく実験教室2024」を開催しました。かいのき児童クラブは、本学の次世代育成支援対策の一環として本学関係者の育児と仕事の両立支援を行うとともに、優れた職員等の確保を図ることを目的とし、長期休業期間中(夏休み、冬休み、春休み)に職員等の児童を保育する学童保育所として運営されています。
 今年度のかいのきわくわく実験教室では、56年生には「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」「スペクトル分光器を作ろう」の2テーマから好きなテーマを1つ選んで体験してもらい、14年生には「スライムで遊ぼう」「入浴剤を作ろう」「クロマトアートでしおりを作ろう」の3テーマを体験してもらいました。
 56年生のうち「3Dプリンターでオリジナル貯金箱を作ろう」は7名の子どもたちが参加。貯金箱の蓋を試行錯誤しながらパソコンでモデリングし、それぞれにセンス溢れる蓋を作成しました。貯金箱本体には絵具やマジックで自由に色付けしてもらい、オリジナルの貯金箱が完成すると、子ども達は満足そうな笑顔を見せていました。「スペクトル分光器を作ろう」も7名の子ども達が参加。色による光の波長の違いと回折現象を利用した分光器を製作し、光のスペクトル(虹色の帯)を観察しました。慣れないカッターナイフを使った工作に苦戦する場面もありましたが、全員無事に完成させ、太陽光や蛍光灯、LEDライトといった様々な光源のスペクトルの違いを観察しました。
 14年生の子ども達は30名が参加し、順番に3つのテーマを体験しました。「スライムで遊ぼう」では色とりどりの洗濯のりから希望の色を選び、ちょうど良い硬さになるように気を付けながら作成しました。「入浴剤を作ろう」では色と香りを選ぶことができ、どの香りにするか香料を匂って確認したり、お友達の入浴剤の色や香りを確認したりしながら、自分だけの入浴剤を作りました。「クロマトアートでしおりを作ろう」では、コーヒーフィルターに水性ペンで思い思いに色をスポットし、水を1滴ずつ慎重に垂らして色の広がりや分離を観察しながらしおりの柄を作りました。
 また昨年度に引き続き、津山工業高等専門学校(津山高専)技術部から6名の技術職員が協力してくださり、今後の技術職員の高度化や研究設備機器共用に向けて技術職員同士の交流を深めることができました。津山高専から協力してくださった清水大輝 技術職員は「3Dプリンターを用いた貯金箱作りのお手伝いをさせていただきました。はじめこそパソコンの操作に苦労していた子ども達も動かすうちに慣れ、困ったところは助け合い、新たな発見をしていく姿はとても微笑ましかったです。この体験が世の中の『大変なこと・難しいこと』に目を向けるきっかけとなれば幸いです。」とコメントしました。
 同部の地域貢献・科学啓発活動は、本学工学部の共催により実施しており、今後も子どもたちが楽しく科学に触れられる活動を継続して実施していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そして総合技術部の活動にご期待ください。

【本件問い合わせ先】
総合技術部 地域貢献ワーキンググループ
E-mail: tech-demae◎okayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください。
総合技術部HP

  • 田村義彦部長のあいさつ

  • 貯金箱のフタのモデリング

  • 貯金箱の色付け

 

  • スペクトル分光器の作成

  • スライムの作成

  • 入浴剤の作成

 

  • クロマトアートしおりの作成

  • 低学年向けテーマのスタッフ