2024-07-16
岡崎嘉平太記念館令和6年度わくわく科学塾に出展
本学技術統括管理本部を構成する組織のひとつである総合技術部は、7月5日(金)にきびプラザ(加賀郡吉備中央町)で開催された令和6年度わくわく科学塾に出展しました。吉備中央町にある全10校の児童約100人が集まり、「入浴剤を作ろう」「スライムを作ろう」「ペットボトル万華鏡を作ろう」「星箱を作ろう」「人工いくらをつくろう」「クロマトアートでしおりを作ろう」「ストローとゴムで作ってみよう」など、出展されたブースを思い思いに体験しました。
「入浴剤を作ろう」では重曹やクエン酸を使用し、それぞれ好みの色や形の入浴剤を作りました。完成したばかりの入浴剤は壊れやすいので、慎重に容器に入れて持ち帰りました。「スライムを作ろう」では、のりとほう砂溶液で子ども達が大好きなスライムを作りました。製作後も友達と一緒にスライムの感触を楽しんでいました。「ペットボトル万華鏡を作ろう」では、ペットボトルやビーズを使用して本格的な万華鏡を作りました。できあがった万華鏡を覗きこみ、光の反射によってうみだされる模様を楽しんでいました。「星箱を作ろう」は望遠鏡を使って撮影した惑星の写真を使用し、アクリルボックスの内側からライトで照らすと貼り付けた写真の惑星が輝いて見えるというものです。完成後は暗室の中で確認し、普段肉眼では見ることができない惑星の形を見てもらいました。「人工いくらをつくろう」では、化学反応でうまれる色とりどりのいくらの粒を作りました。わくわくした表情で色を選び、溶液をスポイトで垂らして自分だけのいくらを作りました。「クロマトアートでしおりを作ろう」では、コーヒーフィルターに水性ペンで点を描いて、スポイトで水を垂らしてしおりの柄を作りました。色の分離や広がりを真剣に見つめながら少しずつ水を垂らしていました。「ストローとゴムで作ってみよう」はストローと輪ゴムで正八面体を作るテーマでしたが、低学年の子には少し難しかったようで、手軽にできる正四面体を作りました。和気あいあいと楽しく作ることができました。上記のテーマに加えて、本学工作センターで製作し切削加工ドリームコンテストに出品した金属加工品も展示し、子ども達に見てもらいました。ジャイロスコープなど、普段なかなか目にすることのできない金属加工品に目を輝かせていました。
今回初めて地域貢献活動に参加したテクニカルリサーチャー(TR)の市川航輔さんは「吉備中央町の小学生に様々な実験を体験していただきました。小学生ならではの純粋な喜びや驚きは技術者や研究者にとっての原点であると感じました。また機会があれば是非参加し、科学の面白さを伝えたいと考えています。」とコメント。
同部の地域貢献・科学啓発活動は工学部の共催により実施しており、今後も子どもたちが科学に興味を持ちワクワク・ドキドキ楽しんでもらえるような取り組みを継続していきます。引き続き、地域中核・特色ある研究大学:岡山大学、そして総合技術部の活動にご期待ください。
【本件問い合わせ先】
総合技術部 地域貢献WG
tech-demae◎okayama-u.ac.jp
※◎を@に置き換えてください。
ペットボトル万華鏡作りの様子
田村義彦部長から児童への挨拶
入浴剤作りの様子
総合技術部スタッフと岡崎嘉平太記念館ボランティアの皆さん