岡山大学工学部工学科情報工学先進コース 学部案内
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2025-12-18

生成AI「Gemini」×Googleツールで研究・業務のDXを推進- 工学部学生が主宰するiMS/アイムスが公開講座を開催-

2025128日に、工学部の学生が運営する教育団体iMS(代表:下川宏武・化学・生命系4年生)が、学内構成員を対象とした公開講座『研究の「面倒くさい」を自動化! ノーコード&AIツール活用講座』を開催しました。 

iMSは、子どもたちを対象とした無償のプログラミング教育団体「CoderDojo Miyoshi」を原点とし、2017年より教育現場で培ってきた実践的なノウハウを有しています。学生の他、教職員、経営者、会社員など、岡山県内外の多様なバックグラウンドを持つ人達が、世代や立場を超えて得意分野を活かし合う共創の場として機能しています。 

本講座は、研究・教育現場における業務効率化とデータ活用をテーマとしたものです。iMSが主催する「デジタルアートプロジェクト」や「次世代研究者育成プロジェクト」など、実践的に得たノウハウを基に研究活動や業務で使えるスキルの共有を目指しました。当日は、DXリーディングスクール認定校の中学校教員を外部講師として招聘し、本学の教員、事務職員、技術職員、学部生・大学院生など、職位や専門分野を超えた多種多様な方に向けて公開講座を開催しました。

 講座では、Geminiを活用した資料読み込みや議事録作成の自動化、Google App Sheetを用いた情報集約方法の紹介、Google App Scriptを活用した業務支援アプリの作成など、即座に実務へ応用可能なDXスキルを扱う体験型ワークショップを実施しました。 参加者からは、「Google Classroom等のツールを改めて学び直す良い機会となった」「明日から業務で活用したい」といった意欲的な声が寄せられました。

 本イベントの特徴として、学生が講師役となり、教職員にDX技術をレクチャーする「逆メンター」制度が挙げられます。ハンズオン中には、iMSメンバーが参加者のサポートに入り、職能や経験の異なる参加者同士が対等に学び合う姿も見られました。 質疑応答では、利便性の追求だけでなく、大学等の組織で運用する際のセキュリティ管理やリスクについても活発な議論が交わされ、実務を見据えた高度な意見交換の場となりました。参加した技術職員からは、「講師のスピードに遅れても、学生スタッフが個別にフォローしてくれたため、安心して受講できた」との感想が寄せられ、学生と教職員が連携するiMSならではの運営スタイルが高く評価されました。

 iMSでは、学内のDX推進および世代や立場を超えた共創の場作りを目指して活動しており、工学部も積極的にサポートしてまいります。

 

【本件問い合わせ先】
学術研究院環境生命自然科学学域(工)
准教授 関本敦
E-mailasekimotookayama-u.ac.jp
    ※◎を@に置き換えてください