岡山大学工学部工学科情報工学先進コース 学部案内
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2023-10-02

国立台湾大学に向けてさくらサイエンスプログラムを実施

 本学工学部環境・社会基盤系環境マネジメントコースでは202393日~10日に、さくらサイエンスプログラムの助成を受け、「Student Exchange Program between Okayama University and National Taiwan University Research Experiences in the field of Environmental Management」を開催しました。岡山大学からは同コース2年生7名、3年生2名が参加し、国立台湾大学からは学部生8名と引率教員としてShao-Yiu Hsu教授が来学しました。

 開講式では、難波工学部長に開催の挨拶を頂いた後、守田環境マネジメントコース長によるコース紹介、岡大生による岡山の文化紹介がありました。参加学生は、毎日2つの講義(講師:西村教授、珠玖准教授、九鬼教授、森教授、松井准教授、前田教授、中田教授、勝原助教、工藤准教授)を聴講し、夕方にはラボツアーで、最先端の研究活動に触れる機会を得ました。研究発表会では、ラボツアーで学んだことを他のグループに紹介する発表がありました。また、フィールドトリップでは、小田川の付け替え工事現場を訪問し、国土交通省中国地方整備局高梁川・小田川緊急治水対策河川事務所の濱田所長から、洪水の発生メカニズムや防止対策について説明を受けました。また、農林水産省中国四国農政局四国土地改良調査管理事務所の協力を得て、国営かんがい排水事業である香川用水土器川沿岸地区を訪れ、満濃池土地改良区の浅野事務局長、綾歌町小津守池水利組合の土岐組合長、岡田東地域活動組織(あやうた地域広域協定の一構成組織)の籏岡代表、株式会社ウエスコの齊藤氏から、農業水路における環境配慮工法や水生動物保全、農業用水の運用、世界かんがい施設遺産である満濃池の概要などについて説明を受けました。

 以上の活動を通して、両大学の学生は環境研究の考え方や岡山大学の最新研究成果などについて学習しました。また、他国の学生と英語でコミュニケーションできる楽しみを感じることができました。また、工学部や環境生命自然科学研究科がこれまで取り組んできた教育研究活動の成果をアピールするとともに、今後の教員・学生交流や共同研究についても議論を進めることができました。これを契機に、環境マネジメントコースでは学生および教員の海外交流をより一層活発に進めたいと考えています。なお、本交流事業は毎年実施する双方向プログラムで、岡大生が台湾を訪問する際には株式会社ウエスコから支援を受けています。

 

【お問い合わせ先】

大学院環境生命自然科学学域 教授 前田守弘

TEL: 086-251-8993

 

開講式の集合写真(難波学部長、守田環境マネジメントコース長、西村教授、前田教授と参加学生)

香川用水では、環境配慮型農業用水路を見学しました。

応用生態学研究室のラボツアーでは、学内水循環施設を利用して植生調査を行いました。

善通寺を訪問し、日本の歴史を学びました。